同人要素だらけの日記です。独断と偏見と萌えに満ち溢れた文章が多々あります。
苦手な方・嫌いな方は即座に回れ右してください。
本誌ネタバレもあります、ご注意ください。
ちょこっと書いてみました(^_^;)
もう1つ、コレより長めのSSのネタもあるんで、それは近々サイトの方でアップ出来るといいなぁ~。
……いえその、スパコミ原稿がハンパなくヤバ目な感じになってるので(・_・;)
色々頑張ります。ええ、頑張りますとも……
もう1つ、コレより長めのSSのネタもあるんで、それは近々サイトの方でアップ出来るといいなぁ~。
……いえその、スパコミ原稿がハンパなくヤバ目な感じになってるので(・_・;)
色々頑張ります。ええ、頑張りますとも……
「ハヨ、黒子」
「おはようございます、火神君。相変わらず早いですね」
4月1日、朝。部室に一番乗りした火神は、着替えを済ませると仁王立ちして黒子を待った。
待つ事10数分、寝癖だらけの頭でやって来た黒子に挨拶をする。ヒョコンと頭を下げて挨拶を返してきた彼がロッカーの前に立ったのを合図に、軽く咳払いをした火神は「黒子、ちょっといいか」と切り出した。
「ハイ、何でしょう」
「──ずっと考えてたんだ。オレたち、別れないか」
勿論、真っ赤なウソである。エイプリルフールなので、黒子を騙してみたかったのだ。
火神は、今まで一度も黒子に口で勝てた事が無い。ぶっちゃけ、勝てると思った事も無い。
なので今回のコレも、お遊び要素が強かった。黒子がどんな返しをしてくるのか、興味深かったりもする。
(なんて返してくっかな~。バカなコト言わないでくださいって冷たく言ってくんのかな、それともノリノリで付き合ってくんのかな~)
ワクワクしながら待つ火神の前で、黒子は大きな目をパチパチと瞬かせた。数秒後、水色を哀しそうに曇らせる。
全く予想していなかった反応に、火神はアレ?と内心で首を傾げた。
「………………知りませんでした、火神君がずっとそんな風に考えていただなんて、……」
「え、アレ? あの、黒子?」
哀しそうな切なそうな声に、アレひょっとしてオレ何かマズった?と嫌な汗が背中に滲む。ヤバいヤバいと焦る火神を置き去りに、黒子は切々と話し続けた。
「…………ボクは別れたくなんか無いですけど、本当に本当にキミの事が大好きですけれど、……でも、キミが別れたいと本気で考えているのに、無理に引き止める事なんて出来ません…」
「ちょっ、ちょっと待て黒子!!」
サクサクと別れ話を進める黒子に、火神は慌ててストップを掛ける。しかし火神の声が聞こえていないのか聞く気が無いのか、彼は哀しげな笑顔で首を横に振った。
「…………大丈夫です、失恋をコートに持ち込むような事はしませんから…。そんな事して、キミに失望されたくありませんし…。あの、一生懸命頑張ります、から……」
「だからちげぇって! チャンと聞けよテメェ!!」
「あ、もういいです……。ボクの何処が嫌だったとか、今聞かされたらどうにかなってしまいますから……」
「ちげーよバカ!! ウソだって、エイプリルフールだからちょっとウソついてみただけなんだって! 別れたいとかコレっぽっちも思ってねーから!!」
「……いいんですよ、そんな、無理をしなくても…。…………あ、ボク、そんなにヒドイ顔してますか…?」
「だーかーらっっっ!」
「スイマセン、別れてまでキミに心配掛けるとか、最低ですね…。あの、ちょっと顔洗ってきます、から……」
「ちょ、待てよ黒子ぉぉぉぉっっっっっ!!!」
火神の絶叫にも振り返る事なく、黒子は静かに部室を出て行った。
「──にしても、アナタも中々の鬼ね、黒子君」
楽しそうなリコに、黒子は無表情で「そうですか?」と空惚ける。マクマクとサンドウィッチを齧りながら「まぁ、楽しんでる事は否定しませんが」と続けた黒子に、彼女はヤレヤレといった顔で笑った。
ミスディレクションを発動して火神を避け捲くった黒子は、昼休みになると同時に部室へと逃げ込んだ。途中で出会ったリコと向かい合って、仲良くパンを頬張る。当然ながら朝の出来事を知っている彼女が全てを見透かしたように言い放った一言を、黒子は訂正しなかった。
火神の別れ話がエイプリルフールの嘘だという事くらい、最初からお見通しである。なので『別れ話を本気で受け取った』フリで騙し返してみたのだが、面白いくらいにピタリとハマってしまった。
──折角だから今日一日これで通してみようと本気で思っている時点で、リコが言うように『中々の鬼』かもしれない。
「それにしても、明日どうするの? ケロッとした顔で何も無かったようにするワケにはいかないでしょ?」
不思議そうに首を傾げた相手に「大丈夫です」と自信たっぷりに請け負う。
「どうせ明日も、アレは違うって言ってくるに違いありませんから。そこで『ああ、エイプリルフールの嘘だったんですね。良かったです、キミに嫌われたんじゃなくて。でもちょっと趣味の悪い嘘でしたよ』って言いますから」
平然とした顔で己の作戦を披露する黒子に、リコは感に堪えないといった顔で首を振って「アナタ、本当に見かけによらずSで鬼ね……」と呟いた。
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